おにぎりをたくさん食べたくなる雑誌dancyu(2018年11月号)

2018年11月号のdancyuのテーマは「おにぎり。」(画像は中のページにあるものをお借りしました。)

dancyu購入の経緯については、以前の記事で書きました。

でも、テーマが「おにぎり」だったのも否めない。

どのページを読んでも、おにぎりが食べたくなる。日本人だからなのか、おにぎりスピリッツが根付いているのかもしれない。


情報は多角的で、とても面白い。おにぎりという切り口で、たくさん調べることはできないし、歴史なんかも体系的に調べるのは時間がかかる。それを網羅的にまとめてくれている雑誌だ。


ふと、このクオリティーで毎月出しているのかと感嘆してしまった。

各コンテンツがどんな感じだったのか、ざっくり書いていく。


ぼんご

ぼんご」というのは、東京・大塚のおにぎり店。

まず、日本人客に混じって座るピエール・エルメさん(パティシエ)を含んだ店内の写真が、見開き2ページに渡ってドーンと載っている。圧巻だ。

55種類のおにぎりが写真で紹介されるページは、店に行く前にメニュー表を渡されているみたいでワクワクする。

初めての人でも安心して行けるように食すまでの工程から、女将と大将の人物紹介まで、徹底解説してくれている。

「ぼんご」は、ドラマ「忘却のサチコ」にも出てきた。


朝・昼・晩のシーン別におにぎり屋さんを紹介

「ぼんご」だけではなく、シーン別に色々なおにぎり屋さんを紹介してくれている。

朝一番の活力にするおにぎり、昼下がりのほっと一息おにぎり、飲み屋のおにぎりなど。


朝はパン食の人が増えたという情報を目にする。確かに、家でのお米の消費量は減ったかもしれない。けれど、コンビニやお店でおにぎりを買ってオフィスで食べる人は密かに多いのではと思う。パンより脂質が少ないし、腹持ちもいい。どこかでブームがきそうな予感。


dancyuでは出勤前に買えるおにぎりを紹介してくれている。

やはり東京の店が多いけれど、築地、人形町、十条、新橋、千駄木、練馬、西日暮里、新宿、中目黒など色々な街のおにぎり店を取り上げている。

自分の会社の近くで買える店、休日に行ってみようと思う店、というような視点で探せると思う。

早速「onigily Cafe」に行ってきた。

よくばりプレート¥1,000に50円プラスして、からまよおにぎりを選択。唐揚げと唐揚げがかぶってしまった。お味噌汁もついてほっこり。


手作りおにぎりとコンビニおにぎり

dancyuおにぎり特集には、食の知識として深められるコンテンツもある。

「おにぎりクロニクル」では、日本人とおにぎりの歴史がわかる。弥生時代からおにぎりがあったというのも驚きだったけど、コンビニや冷凍食品の誕生など独自の進化が見れて面白かった。


ライフスタイルの変化に伴って、「作る」から「買う」おにぎりになっていったという記載がある。おにぎり専門店ができるくらいだから、家庭で作るのはちょっと手間なのだ。

お弁当であっても、ご飯をそのまま敷き詰めていく方が楽。大した手間ではないものの、余裕があればと言い訳をして握らない。

私たちは、おにぎりを外で買うのに慣れすぎてしまったのだろう。洗濯機を使ったら、洗濯板に戻れないのと同じような感じかもしれない。

手作りおにぎりが家庭で登場するのは、特別な体験になった。


『進撃のコンビニおにぎり‼︎「具」と「ご飯」も新時代へ』というコンテンツを読んで、食べたくなったのでコンビニで購入買。「枝豆こんぶ」は初めて食べてみたけれど、昆布の味がしみていて美味しかった。麦も入っている。


海苔ではなく「塩」を極める

極めて個人的な見解だけど、「海苔」だけのページも欲しかった。しかし、「塩」についてのコンテンツの満足度とても高かったので満足。

おにぎりにも欠かせない塩。料理家やシェフが塩だけレシピを紹介してくれていて、とても勉強になった。

いくつか試してみたら、別の記事に書きます。

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